音と風の生活(ネットで楽しむバイオリン)

久しぶりにバイオリン始めました。ネットで買ったり、いじったり楽しくやっていきます。

筒井 一貴さんの古典鍵盤演奏

なんとなーくSNS見ていたのが筒井一貴さんの古典鍵盤演奏。

 

チェコのピアノとか、リードオルガンとか、演奏させると当代随一の演奏家さんです。

 

中島みゆきの曲をクラビコードで怪演したりもする、すごく幅の広いレパートリー。

 

そーいえば高校のオーケストラの4年後輩なんですよね。

 

全くのアマチュアから始まり、東京農大のピアノ部から、日本アマチュアピアノコンクール第1位となりプロへ転向してしまった変わった経歴の持ち主です。

 

自分の趣味を仕事にできるのはある意味、最高の幸せ。生きるためにのみ仕事してる私は、自分の手をじっとみてしまいますね。

 

小箱を中心に演奏されているようなので、コロナ明けたら是非一度聴きに行ってみたいものです。

 

ご興味あったら、下のリンクへどうぞ。名演、怪演目白押しです。

https://bergheil.air-nifty.com/blog/

 

f:id:kamisamacool:20200612100711j:plain

 

写真は勝手にHPから拝借いたしました。筒井先生悪しからず。

 

 

 

 

 

最近活躍する弐号器2 バイオリンにソフトケース

前回の書き込みで、エレキバイオリンの稼働が増えていると書きましたが、ケースも買ってしまいました。

 

それまでは、GEWAのケースに入れていたのですが、最近初号器で外に出ることも何度かあり、ケースもう一つあってもいいなと思っていて物欲が発生しました。

 

そうなると居ても立っても居られなくなる性で、今回もいろいろ探してみて結果よいなーと思ったのはヤマハがエレキバイオリン用に出したソフトケース。

 

バイオリンにソフトケースって思われる方もいらっしゃるかと思いますが、そもそもエレキバイオリンは普段から部屋に出しっぱなしでも大丈夫な感じですし、弓もグラッサーのグラファイトの弓、像が踏んでも壊れなさそう。

 

このケースもう10年ほど前に製造中になってしまったものなので、ネットで必死に探しました。結果、フリマで結構状態のいいものを出している方を見つけて即決で購入しました。

 

さて、、、

 

届いたケースを見ると期待通りの逸品でした。

 

f:id:kamisamacool:20200606110017j:plain

なかなか派手なコーディネートです

 

まず、このヤマハのケースってコンパクトな上に外見がかっこいいんです。楽器だけ入る合成皮革のケースに着脱可能な弓ケースをマジックテープとボタンで固定する構造になっています。

 

なので、ケース自体はバイオリンの大きさ分の長さしかなく、またエレキバイオリンはそもそもバイオリンを半分に切ったような細身な形ですから、ケースそのものも幅が狭くなっています。

 

そこに、弓のケースを固定するのですが、バイオリンケースにバスターランチャーを背負ったナイトオブゴールドみたいな感じになっていて、シルエットがでぶっちょの楽器ケースとは一線を画します。(ファイブスター知らない方々すみません。)

 

f:id:kamisamacool:20200606110022j:plain

バスター砲みないな弓ケース

 

こうなったら、エレキバイオリンでどっかのライブに出たいなんて勝手に盛り上がってます。

 

ネットで物を探すメリットは、製造中になった製品の状態のよいものを、リーズナブルに買えるっていうことがあるかと思います。そもそもオールドバイオリンって、物理的にはすべて中古バイオリンなんですから、ケースだけ新品にしなきゃいけない理由もありませんしね。

 

バイオリンケースはそれでまた沼の世界が存在するので、そのうち話題に取り上げようと思っています。

 

 

最近活躍する弐号器1  ヤマハのエレキバイオリンSV-200はサイレントか?

ブログはじめて、こんなブログなんて読む人いないだろうって思ってたら1000アクセスに到達してました。ありがとうございます。

 

私がバイオリンいじるうえで参考にしている人のブログは本当に数が少なく、それも10年くらい前の書き込みなんてざらです。バイオリンいじることを趣味にしている人なんかそんないなそうなので不思議。

 

また楽器は10-20年で流行が変わったりなんかほとんどないので、私のブログも10年先に人のお役に立てればと思って書いてますので、いいとかひと月10アクセスもあれば御の字と思ってした。

 

なので、このところ毎月100アクセスもあるのは意外です。どんな人が読まれてるんでしょうね。

 

さて、、、

 

このところの、コロナ自粛で、会社もホームオフィスで休業で、家に閉じこもっております。

 

最初のうちはバイオリン弾き放題なんて思っていたのですが、だんだん問題も出てきました。

 

それは、公害ならぬ音害の問題です。

 

前にも書きましたが、私のメインバイオリンのルネジャックマン、音が大きいんです。

 

これが本当に大きくて、演奏会だといいんですが、家だとちょっと問題で。

 

先週、バイオリンを弾いていたら、家族のアップルウォッチからいきなりアラート音が。地震でも来るのかと身構えたら、腕時計曰く、68デシベルを超える騒音が発生しているとのことです。

 

なんじゃそら。騒音かい。家族大爆笑です。

 

アップルさん、騒音かどうかは音量だけでなく、音をちゃんと聞き分けて判断してくださいよ。AIの時代でしょ。アレクサに後れを取りますよ。

 

でも、もしかしたらAIで診断しても、音程不確かな私の音は騒音認定されてしまいそう、、、、

 

てなことで、家族の冷たい目線の中、日中ずっと練習を続けるわけにもいかなくなりました。騒音アラートはその後も出続け、リビングの反対側の結構遠くで弾いてていて出る始末。

 

サイレンサーを付けてもみたんですが、さすがにアップルウォッチのアラートは出なくなりましたが、コロナで家族全員が狭い家に全員集合の現状では、やっぱりご迷惑のよう。

 

てなことで、サイレントエレキの弐号器の出番となりました。

 

ヤマハのエレキバイオリンは、約15年ほど前に、転職祝いで買っていただいたものです。結構なお値段でした。当時、葉加瀬太郎さんの情熱大陸がはやっていて、”よし、これをどこかのライブでやるぞー”と思って、勢いで買ってしまったこと覚えています。

 

そんな、スケベ心で買ったので、色はショッキングなミッドナイトブルーのド派手な楽器です。

 

f:id:kamisamacool:20200606105418j:plain

気分はミッドナイトブルー

しかし、転職後の激務で実際はほとんど触れず、ケースに入れっぱなしになってました。昨年からアンサンブルを始めて、どうしても深夜練習しないと間に合わないときとかに使い始めて、最近は利用頻度も上がっています。

 

楽器自体はヤマハがつくっておられるので、建付けもよく不満ありません。楽器は、手工芸品で人によって大きさや厚みがちがったりすることはありますが、エレキバイオインは間違いなく工業製品。弾いていてそういった部分の作りこみの安心感はやはりあります。

 

当然ながらイヤホンをさせばちゃんとしたエレキバイオリンの音も出ます。音は2種類の音が設定されており、さらにイフェクターで残響を調整できるようになっています。ただ私はエレキバイオリンの人工的な音が、それほど好きではないので、普段はサイレントバイオリンとして使っています。

 

ひとつ問題は、このバイオリンは本来サイレントバイオリンではなく、エレキバイオリンであること。多少の音漏れが発生します。なので、家族がいるところではもう少し配慮が必要。

 

なんてわけで、サイレンサーを付けて練習することも多いです。

 

サイレントバイオリンサイレンサーをつけるなんて、親亀の上に子亀の世界ですが、少なくともいつでも練習できることは大きな強み。

 

f:id:kamisamacool:20200606110010j:plain

サイレンサーサイレントバイオリンの上に

 

特にこのバイオリンは、グラッサーのグラファイトボーで弾いているんですが、普段から楽器も、弓もケースから出しっぱなしで、立てかけておいてあります。なので、弾きたいときにちょっと弾くことが出来て本当に便利。練習もはかどるようになりました。

 

ちょっと、ボーイングとかをしっかりやりたいときは、フランクヴァンサンの弓で練習したりしています。

 

なので、コロナになってからは、この楽器結構いい投資だったなーって勝手に思ったりしている今日この頃です。

 

エレキバイオリンはヤマハのもの以外にも海外製などいろいろあります。オークションなどみるとお求めやすい価格のものもあり、ご興味あれば手にとって見られるとよいかと思います。

 

 

演奏会できる場所つくりたい

先週末、ある著名な日本人のバイオリニストの方のコンサートの発売日でした。結構大きな箱(2000席以上)だったにも関わらず予約サイトにつながらず、なんとかギリギリで席が確保できました。 おそらく10分かからずソールドアウトだと思います。すごい人気。

 

反対に数日前には10月頃のコンサートの中止の連絡が来ました。払い戻し自体は何の問題もなくネットでできましたが、好きな曲目だっただけに残念。プロ野球が夏前に観客を入れて試合をしたいみたいなことを聞くと10月だったら出来たのではないかとも思いますし、関係者の方々の無念さも感じます。

 

コンサートがもう2か月も自粛されていますし、もし10月まで中止されるのであれば6か月もなくなるわけで、行きたくてしょうがない人間違いなくいっぱいいるみたいですね。私が予約したバイオリニストの演奏会自体は、年末なんですが、そのころには楽しくホールに行けているとよいなと思います。

 

また、演奏会が再開されたときのコンサート会場不足は深刻な状況が予想され、プロアマ問わず会場探しは本当に大変になるかと思います。

 

私が入ってるアンサンブルも、次回演奏会の場所探しに苦戦中です。そもそもアマチュアの団体で、興行収入もクソもないのでかけられるお金は限られ、基本は公立の会場の抽選会頼み。ひたすらくじ運の世界です。

 

でも、普段からただでさえ高倍率で、あたりを引き当てた人間はゴッドハンドと崇められているくらいなのに、コロナ後はさらに大変そう。

 

普段だとアマチュアしか使わないところにプロの方のイベントも入ってくるでしょう。尊敬するプロの方々の生活の邪魔はできません。

 

そもそもアマチュア団体が活動できる週末は、いわゆる音楽教室などの発表会と被る日程です。このご時世、演奏会場なんか見つかるんだろうか、、、、

 

 

昔、サンフランシスコの近くに住んでいた時に、知り合いのアマチュア指揮者に誘われて彼のコンサートに行ったことがあります。会場は結構キャパのある教会でした。残響音がものすごかったことを覚えています。

 

f:id:kamisamacool:20200528131144j:plain

アメリカの教会コンサート (Zion Lutheran Church)

 

日本ではそのような形で貸していただける大きな教会も限られますし、また仏教、神道関係のところもスペース貸していただけるところはあるものの、結構なお値段もするのでなかなか手が出せません。

 

さて、、、

 

このところ、株で儲けた人が、安く使えるホールとかを作られたりしないのですかね? いろいろよくわからない社会貢献やっている人いますが、このような方がよっぽど文化的かつ尊敬されると思います。日本ではなかなかお金と文化はつながりませんね。

 

そんな中、故愛川欽也さんが私財を投じられたキンケロシアターは分野は違いますが、今も演劇の世界では大事な箱になっているようです。残念ながらアンサンブル演奏会としては使いにくいようですが、こういった個人の強い意志って時間を超えて残っていきますね。

f:id:kamisamacool:20200528132952j:plain

愛川欽也さんの強い意志に支えられた箱(同ホールHPより)

 

もしこうした”使える”演奏会ホールが一つあると、年に週末だけで100公演できるわけで、東京に2,3個もあれば結構よい交流スペースになります。自治体の文化助成なども必要になるとは思いますが。

 

古い映画館とかも上手く使えたりとかもできればいいと思います。

 

秋田大館の御成座という映画館に住んで映画館を再生した人の話とかを聞くと本当にすごいなと思うとともにうらやましく思います。東京では、古い映画館とか無くなるとすぐマンションとかに化けてしまいそうなのですが、なんとかならないですね。

 

大学の講堂とかももっと外部の人間が自由に使えると助かるのですが、こっちはそれなりに難しさもあるのでしょう。その昔、大学の大講義室に設置されたオルガンのコンサートを聴きにいったことありますが、大変よい演奏会でした。今でもつづいているようです。(https://organ.c.u-tokyo.ac.jp/

講義室は基本土曜日は教室は空いているわけなどでもったいなーと思います。

 

座席なんて150超もあれば十分、豪華である必要もありません。そんなスペース自分で作ってみたいですね。

バイオリン練習とウォークマン2  イヤホン沼の思い出

物欲は、いつでもどこでも心の隙間から入り込んでくる。

 

恐ろしや、恐ろしや。

 

私の会社に、昔、自分の机の上にイヤホンを五本くらいぶら下げていた人間がいました。

 

なんか干物でも作っているんだろうか?てな感じで馬鹿にしていたんですが、気がつくと自分にその病気が移ってしまっているのが怖いところです。

 

私が最初にイヤホン沼に足を踏み込んだのは、確かテレビの番組で”1980円なのに神音がするイヤホン”っていうのを見てしまったところから始まります。

 

f:id:kamisamacool:20200513073053j:plain

懐かしい1980円の神音

まー、これが目から鱗のような良い音で、一気にはまって行ってしました。

上の写真の青い太鼓みたいになっているところの設計がうまかったらしく結構低音出てましたし、イヤーピースもしてっかりしていて、耳の中でうまく音が出る方向を調整すると、低音のブーンっていう音がしっかり出ていたのは確かに驚きでした。コンビニで買うイヤホンとは2けた位違ういい音でした。

でも、いかにもプラスチックって感じのイヤホンで、毎日聞いていたら数ヶ月で太鼓のところが壊れてしまいました。瞬間接着剤でつけて使ってましたが。

 

でもそのうちどうしようもなく壊れるので、イヤホンで結構いい音することを学んでしまったんで、ちょっと高いものにも手を出そうって感じになりました。

 

そうなるとイヤホンについても色々調べるという何時もの悪い癖。

 

イヤホンは音を出す部分(ドライバー)の構造で、ダイナミックとバランスドアーマチュアという大きく2種類の物があります。

 

ダイナミックドライバーは、名前からわかる通りダイナミックな音を出すもので、私が最初にはまった1980円の神音もこのタイプのものでした。ドンスコドンスコっていう低音が小さなボデーからは信じられないくらいの大きさで出てきます。だいたい今のイヤホンのほとんどがこのタイプのものかと思います。でも、このタイプは繊細な音を出すのは少し苦手みたいです。

 

一方、バランスドアーマチュアは真逆の特徴。このBAとも呼ばれるドライバー、補聴器などによく使われているもので、微細な音まで正確に再現できます。補聴器って高いやつは1個100万円もするんですよね。

当然音の細かなニュアンスや表情などを伝えるのに適していますが、一発の大きな低音とかはダイナミックドライバーに比べて出しにくいですし、またドライバーの構造から音域が狭くなる傾向があります。

そのため、BAドライバーを複数組み合わせたものや、両方の物を組み合わせたハイブリッドのものあり、そうしたものは当然高くなっていきます。特にヨーロッパ系の高いイヤホンはBAを3、4個つけたものも多く、値段見ると目が飛び出ますね。

 

さて、、、、

クラシックの音を中心に聞いている私が今愛用しているイヤホンはというと、すでに生産中止にはなっているソニーのXBA-300というイヤホンです。数年前に買いました。

 

このイヤホンは、先ほどのBAタイプのドライバーが3つも入っているソニーの中では比較的高級イヤホンで、それにより音域の幅を広げようとしています。

音は、いたっておとなし目のフラットな音ですが、ハイレゾの音源を聴くと時にライブの演奏会で聞いているよりも細かな音が聞こえているんじゃないかと今でも驚くことがあります。

ハイレゾは40KHzの高音域まで出ることがすごいと言われますが、単純に周波数が高いところまで出るだけでなく細か音色の変化とかを正確に伝えらえるようことが本当のメリットのような気がします。(あくまで個人的な感想です)そもそもモスキートノイズなんてほとんど聞こえなくなっている年齢の私にはこう周波数なんてあんまり関係なさそう。

いい音源を聞くと、全ての楽器の音が、和声の中でもしっかり別々に聞きとれ照るんではないかと思ってしまうことがあります。

 

また、スケルトンのボデーの中に3つドライバーが入っているのを見えるがいたく所有欲をそそります。

 

でも、こいつ結構値段しました。ソニーは今もこう言った凝ったタイプのイヤホンを作っていますが、値段はさらに倍以上に跳ね上がってます。その意味でまだ手が届く3BAドライバーの本機は結構貴重な存在。

 

f:id:kamisamacool:20200513074909j:plain

ケルトンボデーが所有欲をそそる逸品

 

ワイヤレスヘッドホンが主流になってきているので、ウォークマンに有線の高いヘッドホンなんて完全に少数派です。

 

この生産終了品のイヤホン、スマホでは満足できない音が叩き出せるんですよね。

 

本当に手放せないですし、これからも大事に使っていきたいと思います。

 

バイオリン練習とウォークマン1 ハイレゾ対応ウォークマン NW-ZX1

今日は、少し毛色の違った話を。

 

弦楽アンサンブルでの活動が増えるに連れて、自分で楽器を弾くだけでなく、色々な音楽を聴く時間も増えています。

 

特に、譜面見ながら頭の中に音符を叩きこむエアー練習は欠かせません。アンサンブルの練習は、みんな集まってトレーナーの先生と曲の頭から通して行くスタイルで、基本的に個人で弾けていることが前提で集まるのがお約束。アンサンブルも結構難しい変拍子とか、合わせにくいところとか満載です。

 

今は、自粛で練習休止中ですが、普段は月2回の練習をやっていると事前の準備も結構大変です。出張先で練習する為のサブの楽器である参号器や、深夜に練習する為のサイレントの二号器もその為に使っています。

 

でも、それでもやはり時間は足らず、飛行機や新幹線の移動の間に譜面とにらめっこをしています。”エアー練習”はやっぱり欠かせません。

 

元々は、スマホで聴いていたんですが、ずっと同じ曲を平板なスマホの音で聴き続けていると、結構苦痛になってきちゃいます。その為に、数年前から専用のミュージックプレーヤーを使っています。

 

そうなると悲しい性か、音楽プレーヤーについてもこだわりたくなってしまいます。(おいおい)

 

今使っているミュージックプレーヤーは、相当昔のソニーのNW-ZX1というもの。6、7年前に発売されたもので、高級スマホ並みの値段の物を型落ちで少し安く買って使ってます。そもそもこのウォークマン、アンドロイドをOSに使っていて通信機能がないスマホみたいな感じです。

 

また、ソニーが初めて音にこだわって出した製品で、アルミの削り出しボディーや、イヤホンでの音をダイナミックにする為に大型のコンデンサーを4つつけたりと、昔のステレオコンポをスマホに無理やり突っ込んで異常に膨れ上がったボデーを見るだけでマニア受けする製品です。

 

聴いて驚くのが、まず細かい音の隅々まで手を取るように聞こえること。音源を全てハイレゾにしているのもありますが、細かな音の粒まで聴きとることができるのは、楽器の練習には大変役に立地ます。

 

また、音が立体的と思えることも良いと思うことです。同じフォルテッシモの部分をスマホと聴き比べても、明らかにダイナミックな音になります。

 

結果メンタルな部分も含めて、非常に良い音で聴けてますし、エアー練習自体が楽しくなってます。

 

このNW-ZX1、今だとオークションで1−2万円で落とせるものもあるようです。6、7年前の個体と言え、今でも音は一級品ですので、もし興味があれば探してみてください。古い個体だと電池がダメになっているものもあるようですが、私も過度な使用から一度ソニーストアで交換していますが、数日できちんと送り返されてきました。

 

さて、、、、

 

でも、物欲の沼はどんなところにも存在するものです。

 

まず怖いのイヤホン沼。音楽プレーヤーのレベルが上がると、ついついイヤホンにもこだわりが出てしまいます。

 

 

次回は、少しその辺の話をしたいと思います。

 

f:id:kamisamacool:20200513071854j:plain

やっぱりいい音聞いて練習しないと

 

よしなしごと

ゴールデンウィーク前に銘なしのオールド弓を買ってしまいました管理人ですが、物欲の止まらなさはもう呆れるくらいです。今年のゴールデンウィークは自粛の関連で家にいることが長く、また新しい弓とか買ってしまいそうで、厳しく戒めています。

 

そもそも、このブログ始めたのは、ネットでバイオリンこと調べてみたり、お金をかけずに良い楽器を手に入れたりしてみたりした時に、思ったより情報とかがなかったりしたことがきっかけでした。

 

ネットでバイオリンとか買おうと思うと、やっぱり楽器のこととか、弓のこととか少しはわからないとどうしようもなく、色々なブログを参考にさせていただいたりしたので、自分なりに勉強したり経験したりしたことをまとめてます。

 

数ヶ月の間にバイオリン1丁、弓3本買ってしまっていて、はっきり言って買いすぎです。

 

その結果、現在、バイオリンはサイレントエレキの物を入れて4丁持ってて

初号器  東ドイツの戦前の無銘大量生産品。高校の時にバイオリンを始めた時に買ったやつ。板が厚すぎてちょっと練習には使い辛いです。

壱号器  ミルクールのジャックマン作1923年。主力楽器。

弐号器  サイレントエレキのバイオリン。深夜の練習専用。今は亡き渋谷のヤマハで買いました。

参号器  東ドイツ1973年生のBad Brambachのwalter Barth作。枯れた音ですが、鳴らしやすくバックアップバイオリンとして活躍中です。ネットオークションにて購入し、自作修理。現在出張先のホテルに置きっ放し。

 

また弓は都合6本となりました。

メインのミランの工房製(1本目) パリの有名工房作で、都内某有名店で手に入れました。腰がしっかりしており、張りのある強い音が出ます。また、操作性の良さは特筆できる点で、本人の技量を上回った演奏を可能にするので、大事な時はいつもこの弓。

サブのフランクヴァンサン(2本目) 定価的にはミランに負けない星つきのリヨンの工房の弓。腰の強さはミランに一歩譲るものの、弓全体からやわらなか音を響かせる侮れない弓。普段壱号機での自宅練習は、いつまで引いても耳に優しく、満足感のあるこの弓です。ネットオークションにて購入、沼に入るきっかけに。

無銘オールド(3本目) 未だどの国でできたものかもわからないミステリアスな弓。フランクヴァンサンで味をしめて、ネットオークションにて入手。重さはなんと55g程度と軽く、スワンヘッドっぽい外観から、無銘に関わらず只者ではない感満載。実際、ミラン、フランクバンサンとひき比べると、シナっとして柔らかい腰から信じられない音量を出し、早いパッセージでも音が荒れることはありません。まだ実戦投入してませんが、これからが楽しみな弓。

この三本がメインの楽器、壱号器ジャックマンのケースに入っています。

 

バックアップバイオリンである参号器ブレースには

杉藤の初心者用弓(4本目) 高校の時から使っている弓ですが、初心者用弓で、今弾くにはちょっと辛い弓。ここに一本弓を追加配備必要そう。

 

それ以外には、二本のカーボン弓が手元にあり、

グラッサーのグラスファイバー弓(5本目) 隠れた名弓。プラスチッキーな外観に似合わずしっかり楽器をならせる万能弓。今は初号器のお供。

中国製、カーボンファイバー弓(6本目) 日本の某有名工房の企画弓。すごい剛弓。多分、私が踏んでも、像が踏んでも壊れません。一発大きな音が出るんですが、私には硬すぎ。今は、サイレントエレキのケースに入っています。ネットフリマで買いました。

 

こうして眺めて見ると、結構数はあっても必ずしも贅沢に取り揃えたという感じになっていないのは少し悲しいところです。モラッシーとかビソロッティーなどの名の知れた楽器には縁はなさそうですが、でもやはりメインの楽器とかは腕をあげた暁にはちょっと良いものにしたい。

 

やっぱり本当は量より質で行きたい。なんて思う今日この頃です。

f:id:kamisamacool:20200513062134j:plain

参号器