演奏会できる場所つくりたい
先週末、ある著名な日本人のバイオリニストの方のコンサートの発売日でした。結構大きな箱(2000席以上)だったにも関わらず予約サイトにつながらず、なんとかギリギリで席が確保できました。 おそらく10分かからずソールドアウトだと思います。すごい人気。
反対に数日前には10月頃のコンサートの中止の連絡が来ました。払い戻し自体は何の問題もなくネットでできましたが、好きな曲目だっただけに残念。プロ野球が夏前に観客を入れて試合をしたいみたいなことを聞くと10月だったら出来たのではないかとも思いますし、関係者の方々の無念さも感じます。
コンサートがもう2か月も自粛されていますし、もし10月まで中止されるのであれば6か月もなくなるわけで、行きたくてしょうがない人間違いなくいっぱいいるみたいですね。私が予約したバイオリニストの演奏会自体は、年末なんですが、そのころには楽しくホールに行けているとよいなと思います。
また、演奏会が再開されたときのコンサート会場不足は深刻な状況が予想され、プロアマ問わず会場探しは本当に大変になるかと思います。
私が入ってるアンサンブルも、次回演奏会の場所探しに苦戦中です。そもそもアマチュアの団体で、興行収入もクソもないのでかけられるお金は限られ、基本は公立の会場の抽選会頼み。ひたすらくじ運の世界です。
でも、普段からただでさえ高倍率で、あたりを引き当てた人間はゴッドハンドと崇められているくらいなのに、コロナ後はさらに大変そう。
普段だとアマチュアしか使わないところにプロの方のイベントも入ってくるでしょう。尊敬するプロの方々の生活の邪魔はできません。
そもそもアマチュア団体が活動できる週末は、いわゆる音楽教室などの発表会と被る日程です。このご時世、演奏会場なんか見つかるんだろうか、、、、
昔、サンフランシスコの近くに住んでいた時に、知り合いのアマチュア指揮者に誘われて彼のコンサートに行ったことがあります。会場は結構キャパのある教会でした。残響音がものすごかったことを覚えています。
日本ではそのような形で貸していただける大きな教会も限られますし、また仏教、神道関係のところもスペース貸していただけるところはあるものの、結構なお値段もするのでなかなか手が出せません。
さて、、、
このところ、株で儲けた人が、安く使えるホールとかを作られたりしないのですかね? いろいろよくわからない社会貢献やっている人いますが、このような方がよっぽど文化的かつ尊敬されると思います。日本ではなかなかお金と文化はつながりませんね。
そんな中、故愛川欽也さんが私財を投じられたキンケロシアターは分野は違いますが、今も演劇の世界では大事な箱になっているようです。残念ながらアンサンブル演奏会としては使いにくいようですが、こういった個人の強い意志って時間を超えて残っていきますね。
もしこうした”使える”演奏会ホールが一つあると、年に週末だけで100公演できるわけで、東京に2,3個もあれば結構よい交流スペースになります。自治体の文化助成なども必要になるとは思いますが。
古い映画館とかも上手く使えたりとかもできればいいと思います。
秋田大館の御成座という映画館に住んで映画館を再生した人の話とかを聞くと本当にすごいなと思うとともにうらやましく思います。東京では、古い映画館とか無くなるとすぐマンションとかに化けてしまいそうなのですが、なんとかならないですね。
大学の講堂とかももっと外部の人間が自由に使えると助かるのですが、こっちはそれなりに難しさもあるのでしょう。その昔、大学の大講義室に設置されたオルガンのコンサートを聴きにいったことありますが、大変よい演奏会でした。今でもつづいているようです。(https://organ.c.u-tokyo.ac.jp/)
講義室は基本土曜日は教室は空いているわけなどでもったいなーと思います。
座席なんて150超もあれば十分、豪華である必要もありません。そんなスペース自分で作ってみたいですね。