ベートーベンジャンボリーの成功と、その代償、、、、
ベートーベンジャンボリー大盛況に終わりました。
本当に参加させていただいてよかったです。
私はロマンスと7番の交響曲載せていただいたんですが、楽しい経験でした。
まずロマンスはソロをやられた吉江美桜の演奏が素晴らしく、間近で聴かせていただいてよかったです。彼女は桐朋を主席で卒業されたそうなのですが、やはり演奏の正確さが常人の理解の範囲を超えておりました。私が今習っている先生も元ソリストで、演奏の正確さにいつも驚くのですが、同じ舞台で聴く正確無比な演奏は本当に驚くばかりでした。
さらに、通称ベト7では、吉江さんがフォアシュピ―ラーに入られ、コンマスをやられたシアターオーケストラトーキョーの浜野孝史さんとお二人がファーストの最前列に入られたのですが、そうなるともう敵なしでした。本当にまったく音楽が揺らぎません。
指揮者の曽我先生が、ベト7の3,4楽章で相当煽られたので、結構タガを外して弾いてしまいましたが、それでも演奏がまとまっていたのは、本当に最前列のお二人のおかげ。オケとかのグループ演奏でトップ奏者の力が大事なことを思い知らされました。
また、決まってから本番まで1月以内、練習は前日だけの、一発勝負演奏だったんですが、ご参加されている方皆さん大変お上手で、オケで引くのは数十年ぶりの私は本当に恐縮しきりな感じでした。普段やっているソロ中心の弾き方とは、やはり全く違います。
今回は曽我先生をはじめ何人かの指揮者が振られるフォーマットだったのですが、エンターテイナーの曽我先生に引っ張られて大変楽しいイベントになりました。
添付の写真は、写真家の金子 龍玄先生が取られた当日のものの転載ですが、私が演奏しているものもあって素晴らしい写真を撮っていただき本当に感謝です。
是非、機会があったらまたご一緒させていただきたいです。
さて、、、、
演奏会は大成功だったんですが、個人的には大悲劇が起きてしまいました、、、、
ミランの弓が折れました。はいポッキリと。正直、ショックです。
折れたのはゲネプロの前に弓に松脂をつけようとした時だったんですが、ピシって音がしてヘッドの部分がばっさり裂けました。最初は、当日朝練習した時に、緩め忘れて、それで締めて操作ミスで壊したのかと思いましたが、ミランはそもそも腰が強い弓で簡単には締めすぎたりは出来ません。
なぜ壊れたのかいまだに不明です。腰の強い弓の宿命かもしれません。
ネット見ると直せそうな感じもあるので、今週末楽器屋さんに駆け込みます。