楽しめるクラシックライブ配信
コロナの中、新しいクラシック音楽の楽しみとして定着し始めているクラシック音楽のライブ配信。
この分野で先駆者の反田恭平さんがHand in Handという名で、辻井伸行さんと三浦文彰さんなども非常に熱心にやられています。
現在のネット環境では、まだたまに音楽が途切れていて、”あーちょっとー”と思ったりすることが1回や2回や数回はありますが、”小さいことは気にしないー”と気分を大きくもってしまえば、日本トップクラスの演奏家さんの演奏を家で楽しめるのは本当に凄いことだと感じます。
我が家では、前にも書いた通り、簡易的ながらウォークマンベースの音響システムを作り始めているので、PCと繋いで音をスピーカーから出すとテレビのプアな音に比べると段違いですし、お酒とか飲みながら最高レベルの音楽を楽しめるのは、ちょっとサロン感覚で本当に贅沢な時間となります。
また1ライブあたり2000円で家族全員楽しめる価格は、うまく考えられている気がします。家族全員での視聴を考えれば映画館に行くよりはるかに安いレベル。この価格だと相当聴衆が集まらないともうけなさそうなので、まだ演奏家さんが相当努力してやられている状態と思いますが、聴衆が1万とかに近づけばうまくビジネスベースに乗るのではないでしょうか。色々な人に良さがもっと伝わるといいと思います。
最近これは凄いと感じた演奏は、反田恭平さんがHand in Handの第三回での、宮田大さんをゲストに迎えてブラームスのトリオと、辻井伸行さんの立川ステージガーデンのオープニングでのショパンの2番のコンチェルト。
前者は、バイオリンが反田さんが主宰しているオケのコンマスの岡本誠司さんを加えたトリオだったんですが、3人とも演奏が達者でまー驚くほど楽しめました。全編での宮田大さんの唄い具体といい、2楽章の緻密さといい、聞いてて本当に引き込まれました。
ちなみに宮田大さんは言わずと知れたストラドをお使いですが当日はゴフリラだったみたいで、岡本さんのはストラドの後を継ぐとの呼び声No.1のプレッセンダ。凄い組み合わせです。
後者は、弦楽5重奏版のコンチェルトだったんですが、バイオリンが三浦文彰さん、川
久保賜紀さん、他にもチェロ遠藤真理さん とか伴奏が全員ソリストです。そりゃ当然そのレベルの演奏になります。でもこの方達皆さんプロオケのトップとかも張られてますから、もう完璧以外の何者でもないですね。
この2つは、是非円盤化してほしいです。絶対に買います。
これからも凄い演奏が目白押しで楽しい夜が過ごせそうです。皆さんも是非一度いかがですか?