音と風の生活(ネットで楽しむバイオリン)

久しぶりにバイオリン始めました。ネットで買ったり、いじったり楽しくやっていきます。

バイオリン練習とウォークマン3 ハイレゾ音源flacとパブリックドメイン

 演奏会の練習の参考音源をウォークマンで聞いている管理人ですが、ウォークマンで音楽を楽しむ際の一つのポイントはハイレゾ音源をどうやって手に入れるかというポイントがあります。

 

ハイレゾの音は普通のCDの音と何が違うかというと、20KHz以上の周波数の音が再現できることです。

 

一般的にはハイレゾは人間の可聴域の上限の倍音までを再現することで響きがよくなるという説明もなされます。でも私は既にそんな音を聞ける若い耳は持ち合わせていませんので、そんな効果は限定的かとも思えます。

 

しかし、ハイレゾはやはり細かな音のニュアンスやその変化などをうまく伝えられるのではないかと思っています。これは、残響の大きな音よりはダイレクトな音の方が効果が大きそうなのですが、木管楽器の音色や息継ぎ、弦楽器の刻みなどの音が変わるときの再現性、特に変化の立ち上がりの部分の鋭さがハイレゾの方が高いのではないかと、いろいろ音源を聞いて思ってきました。

 

もちろん、再現性が高いというのが即よい音ではないと思います。この辺りは人による好みで、私は自分で楽器をやっているせいか全体として綺麗な音楽よりも、演奏者がどうやってひいているのかが手に取る様にわかる演奏の方が好きで。コンサートとかもできれば前の方で直接音を聞きたいタイプ。ハイレゾにはそんな聞き方には向いている部分もあるようです。

 

さて、、、

 

そうやって、ハイレゾの音源を集めているのですが、最近はネットのダウンロードのサイトでハイレゾ音源対応のものが増えてきているので、最近の演奏を楽しむのはそういった有料サービスを活用するのもよい方法です。

 

でも、ダウンロード楽曲はそれなりにお金がかかります。いろいろな曲を安く楽しみたいとなると、それなりにご予算の問題がどうしても、、、、

 

なので管理人は、パブリックドメインを活用させていただいております。

 

パブリックドメインは、著作権が切れた50年以上前の演奏などをそう呼んでいます。著作権がきれているということで、音源をサイトにアップロードしても、映画館でプロパガンダしているような問題にはなりません。

 

よく使っているのは、ブルースカイレーベルという個人の方が運営されているサイト。ここに行くと大体の曲の音源がハイレゾflacというファイル形式でダウンロードできます。ダウンロードしたファイルを音楽プレーヤーをUSB接続してコピーするだけ。本当に簡単です。

 

まず驚くのは音質のすばらしさ。当然ながら当時はまだアナログの時代。もともとの音源はデジタルではないのですが、優れたアナログのマスター音源をきっちりハイレゾのデジタル音源化されており、音質に基本不満はありません。

 

むしろ、アナログの時代のレコードエンジニアの方の技の凄さに本当に関心してしまいます。

 

50年前の演奏というと、指揮者だとカラヤンの初期、ワルターバーンスタインなど、ピアニストだとルービンシュタインリヒテル、ケンプ、ホロビッツなど、ビルトーゾの最盛期。

 

今の時代の演奏とは少し違う部分もありますが、こういった大家の演奏に不満などありましょうかという感じです。

 

また、この時代の演奏は、管理人がまだ学生でお金がなかった時代に1枚1300円とかで廉価版として出ていた、昔懐かしい演奏です。当時はそれほど高くないステレオセットとレコードプレーヤーで聞いていた記憶がありますが、今は当時の最高級プレーヤーでしか聴けなかった演奏の振れやノイズがない素晴らしい音をウォークマンで楽しめるのは本当に素晴らしいです。

 

まだ、パブリックドメインのサイトは数があまりありませんが、今後もっといっぱいに増えてくるといいなーと思ってしまいます。